相談支援専門員が解説!退職する人には冷たくしないほうが良い(福祉業界)

障がい福祉

みなさま、こんにちは。

サラリーマン福祉職のじぇいです

本日は『相談支援専門員が解説!退職する人には冷たくしないほうが良い(福祉業界)』というタイトルでお届けします。

給与や職場の人間関係、業務の負担などから、退職者の多い福祉の現場。

慢性的な人手不足から、退職者がでると、在職のスタッフの負担はかなり大きいです。

それもあって、退職決定後から最終勤務日までの間、在職者は退職者に冷たい態度をとってしまいがちです。

しかしそれは、自身の支援の質にも関係する危険な行為なんです。

 

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はじめに

このブログでも何度も取り上げている通り、福祉・介護業界は退職される方が多いです。

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残されるスタッフ(在職者)の心理

福祉の現場では、退職者がある場合は大抵、その方(退職者)が担当されているケースを同事業所の他のスタッフが引き継ぎます。

しかし、担当ケース数の負担などを鑑みて、同事業所で対応しきれないケースは他事業所へのケース移行を行う必要もあります。

ケース以外にも、その事業所内での職務の引き継ぎなどもあり、会社に残るスタッフの負担はかなり大きいです。

しかもそれが繁忙期だったり、事業所の運営状態が厳しい時だったりすると「こんな時に退職するなんて!!」と感情的な要因も加わり、退職される方に冷たく当たってしまうことがあります。

恥ずかしながら僕にも経験があります。

「こっちは、お前のケースの引き継ぎやそれに伴う整理、移行先の新しい事業所の選定でてんやわんやなのに、お前は、来週から有給消化かよ!!」

と、言葉には出さずとも表情と態度にそんなセリフを存分に醸し出しながら、その退職される方に、冷たく当たっていました(ゴメンナサイ)。

しかし、これはあまり良いことではありません。

 



退職者に冷たくしない方が良い理由

人として、誰かに冷たく当たるのは良くないのは当たり前ですし、それ以外にも、退職される方に冷たく当たらない方が良い理由があります。

この福祉・介護業界で、退職し、転職するとなったら、やはり同じ福祉・介護の業界ということになることが多いです。

しかも、生活圏域の観点から、もともと働いていた場所からそう遠くない事業所に転職される方がほとんどです。

そうなってくると、その退職された方が、転職先の事業所のスタッフさんや新たに関わる利用者さんに「○○(元働いていた事業所)ってどうなの?」と尋ねられた時、良い評価を口にする可能性は低いということは容易に想像できます。

さらに、

「○○のじぇいってスタッフは最悪ですよ!!」

名指しで悪評コメントされる可能性もあります。

また、広いようで狭い福祉・介護業界では、「退職した△△さん、□□事業所で働いているらしいよ」とそんな噂も流れてきます。

そうなると、退職前に冷たい態度をとってしまったこともあり、その□□事業所と連携や協力体制が築き難くくなってしまいます。

一番被害を被るのは利用者さん(障がいがありサポートを必要としている方)です。

いち支援者の感情的な問題で、支援の質や選択肢の幅が狭まってしまう可能性があります。

 

 

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さいごに

以上のようなことを踏まえ、退職される方に冷たく接するのはデメリットがとても大きいのです。

「もう退職するんだし、あんなヤツどうでもいいや」

ではなく、退職される方にも、優しく接し、気持ち良く送り出してあげるのが大切です。

そうすることで、

「〇〇事業所はあまり良くないですが、〇〇事業所のじぇいさんはとても良い人ですよ」

と、その退職された方も転職先で、そんなコメントを転職先のスタッフさんや利用者さんにしてくれるかもしれません。

そうすることで、今後の地域でのより良い支援体制の構築や事業所間のより良い連携を行えるようになり、結果として、障がいのある方への質の高い支援の提供に繋がります。

人に優しく。

僕も精進します。

 

~さいごにお知らせです~

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さいごまで、お読み頂き誠にありがとうございます。

次回のブログでお会いしましょう。

ではでは~♪

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