武士道から学ぶ仕事の極意!「葉隠」

自己啓発

みなさん、こんにちは。

Lv1経営者のじぇいです。

本日は、『武士道から学ぶ仕事の極意!「葉隠」』というテーマでお話していきたいと思います。

突然ですが皆様は、『葉隠』という本をご存じでしょうか?

葉隠は、鍋島(佐賀)藩士だった山本常朝が、武士や武士の生き方、奉公(仕事)のあり方について、自身の見解や経験、他者から伝え聞いた話などを語ったことを田代陣基という人物が書き写したもの。

「武士」と聞くと、今や過去の産物で、現代の我々の生活とはかけ離れた物に感じますが、仕事への姿勢や心構え、「日々をいかに生きるか」「困難な状況でどう対応すべきか」といった現代の我々が生きていくうえでも避けては通れない問いに対して、『葉隠』は驚くほど鋭く具体的な考えを提示してくれる書です。

現代社会、特に福祉の現場では、強い精神力や柔軟な対応力が求められます。

そういった意味で、武士が持っていた精神性を現代の仕事に置き換えてみると、新しい視点やヒントが得られること間違いなしです。

そして、『葉隠』は現代の社会人が「仕事」というもの遂行するにあたって忘れかけている大切な事柄を思い出させてくれる一冊なのです。

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マンガ版で読むと、さらに理解が深められ、楽しく読むことができます♪

 

この本はこんな人にオススメ

  • 日々の仕事に情熱や意味を見失いつつある人
  • 困難な状況や課題に直面している人
  • 精神的な成長を求める人
  • リーダーシップを育てたい人

福祉分野で働く方々を含めた全ての「働く人」にとって、『葉隠』から得られる教えは、日常の業務やチームでの協力に活かせる要素がたくさんあります。

この古典を通して、自分自身の仕事観や日々の行動に新たなインスピレーションを加えていただければ幸いです。

それでは書籍紹介、いってみよーう⤴⤴

 

山本常朝ってどんな人?

まずは、この『葉隠』の口述者である、山本常朝について簡単に紹介します。

山本常朝は、1659(万治2)年に現在の佐賀県で生まれました。

1659年はもちろん江戸幕府の時代。

山本常朝の父は、山本重澄という人で、大阪夏の陣や島原の乱で活躍した勇猛な武士だったそうです。

その山本重澄が71歳のときに生まれたのが、常朝(すごい…(^^;)。

常朝は、体は弱かったのですが、幼い頃から佐賀藩二代目藩主鍋島光茂に召し使われることで、鍋島家(佐賀藩)への忠義を強めていきます。

体が弱かった常朝ですが、天性の文学的才能があり、20歳の頃、藩の書物を管理する仕事に就くことになります。

またこの頃、一層主君に尽くすために、自身で体質改善に取り組んでいます。

「家老になりたい。家老になって、主君の傍で、主君と一緒に良い政治をしたい」

これが、常朝の夢でした。

しかし、その夢は叶うことはなく、常朝が42歳のときに主君の鍋島光重は亡くなります。

鍋島光重の死を受けて、常朝もその後を追おうとしますがそれも叶わず、失意の常朝は出家し、木立の中に草庵を結びひっそりと暮らし始めます

それから十年後、常朝を慕い訪ねてくる者が現れます。

同じく佐賀藩士だった田代陣基という者です。

木立の中の草庵で、常朝と陣基は武士の在り方、武士としての生き方について語り合います。

その常朝の口述を陣基が書き写し綴ったのが、この『葉隠』という本になったのです。

 

ムームーサーバー


葉隠から学ぶ生き方・仕事の極意

葉隠を読むことで、大きく分けて以下の六つのことを学ぶことができます。

  • いかに「生きる」か
  • いかに「覚悟」するか
  • いかに「仕事」するか
  • いかに「人と付き合う」か
  • いかに「自分を高める」か
  • いかに「運を掴む」か

あくまでも「武士として…」というのが本書の主旨になるため、一見とっつき難そうな中身のように思えるのですが、『武士』や『奉公人』という言葉をを『サラリーマン』に、『奉公』や『お役に立つ』等の言葉を『仕事』と置き換えて読むと、とても身近に感じおもしろく読むことができます。

例えば…

奉公人は、ただそのお役に打ち込んでいるのが立派

葉隠 奈良本辰也訳編 三笠書房より抜粋

という一文は、

サラリーマンは、ただその仕事に打ち込んでいるのが立派

と読み替えると、とても親近感が湧きます。

また、

ただ一途に奉公が好きだというのが、武士たる者の勤めだ

葉隠 奈良本辰也訳編 三笠書房より抜粋

という一文も、

ただ一途に仕事が好きだというのが、サラリーマンたる者の勤めだ

とめちゃくちゃしっくり読み替えることができます。

その他、

  • 仕事はスピードが大切
  • 常に身だしなみを整えろ
  • 視座を高くもて
  • 酒の席では気を付けろ

など、現代の会社員の在り方の基本や現代にも通ずる仕事をするうえで大切にしなければならないことがたくさん書かれています。

つまり、武士道とはサラリーマン道だったのです!

ちなみにこの『ただ一途に奉公が好きだというのが、武士たる者の勤めだ』の後の文章に、『巷で流行っている隠居生活やスローライフに憧れている奴らは腰抜けだ』みたいな文章も書いてあり、江戸時代にも現代と似たような風潮があったんだなと思わずクスっとしてしまいました。

そして、葉隠では、その奉公人としての最終の目標は、『家老になること』としています。

現代の会社に置き換えると、役員になること、でしょうか。

これは、この葉隠の口述者である山本常朝が果たせなかった夢でもあります。

  • 正気では、大仕事はできない。死に物狂いで立ち働く。
  • まさに現在の一瞬に徹する以外にはない。一瞬、一瞬と積み重ねて一生となる。
  • 尺取り虫がはうように、少しずつでも前ににじり出る。

葉隠 奈良本辰也訳編 三笠書房より抜粋

上記は、葉隠のなかで、僕が特に印象深く感じた文言です。

現代の会社で発言すれば、敬遠されたり、下手をすれば叩かれたりする内容です。

しかし、夢を叶えたり、大きなことを成し遂げるためには、至極当たり前で、避けては通れない姿勢です。

けれども、それを実行できる人は数少ない。

それをやり抜いた人が、『成功』を掴みとることができるのです。

 

 

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さいごに

いかがだったでしょうか。

葉隠が語るこれらの教えは、単なる古い道徳論にとどまらず、現代社会に生きる僕たちがどのように仕事に向き合い、生きていくかを深く考えさせてくれます。

日々の仕事に一途に取り組むこと。

これこそが、僕たちが仕事をしていくうえでの確実な答えです。

葉隠の口述者、山本常朝の夢は『家老になる』ことでした。

しかし、常朝のその夢は叶うことはありませんでした。

それでも、彼は、日々を真剣に生き、絶え間なる努力を成し、自身の夢を叶えることをこれからの世に生きる人々に『葉隠』を通して託したように思います。

昔むかしの僕たちのメンターが残した最強の仕事の極意、『葉隠』

これを機に是非お読みください。

 

~さいごにおしらせです~

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最後までお読み頂き、ありがとうございました。

また、次の記事でお会いしましょう。

ではでは~♪

 

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