みなさま、こんにちは。
サラリーマン福祉職のじぇいです。
今回は、書籍『静かな人の戦略書』の要約ブログになります。
おとなしい人、内向型の人は、その性格上、感情や意見の表出が苦手なため、出世や自分の夢の実現を行うことが難しい(自分のような陰キャには無理だろうな…)と感じている人が多いのではないかと思います。
かくいう僕も、どちらかといえば(というよりガッツリ)内向型の人間なので、明るい人や誰とでも気さくに話ができるコミュニケーションが上手な人を見ると「いいな、なんだかキラキラしているな、でも自分にはあんなことはできないな…」と卑屈になってしまうこともよくあります。
しかし、しかし、この『静かな人の戦略書』には、そんな内向型の人でも、自分の力を存分に発揮し、職場やその他の場所で輝くことができる方法が書かれています。
それでは、内向型のみなさんはもちろん、外向型のみなさんも、是非一緒に勉強していきましょう♪
「静かな人」の戦略書: 騒がしすぎるこの世界で内向型が静かな力を発揮する法
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はじめに
・内向型の人でも、成功できるし、スポットライトを浴びることができる。
・内向型の人は、夢を追うのにいちいち騒がないだけ。
・自分らしさや自分の強みを見つけ、磨きをかけていくために、内向型ならではのやり方がある。
Ⅰ.静かな人の仕事の戦略
内向型の脳の特性
・内向型の人間は、外向型の人間と脳の使い方がまったく違う。
・内向型はじっくりと考える傾向にあり、自分が言おうとしている言葉の真意を慎重に考えながら口を開く。
・内向型は長期記憶に頼る傾向がある。
→長期記憶にアクセスするのは、短期記憶の場合よりも複雑で時間がかかる。
→内向型の脳は即座に反応するのは得意ではない。
・「質問に回答する」といった刺激が与えられた場合、内向型の脳は外向型の脳に比べて、前頭葉および視床への血流が増えていることがわかった。
→内向型の脳の方が活性化していた。
仕事の向き合い方
・「情報集め」と「練習」が大切。⇒準備が大切。
・丁寧さが大切。
→はったりをかます必要もなければ、無理に業界用語を並べ立てて話をする必要もない。
・内向型を足かせのように感じて、自分で自分に限界を設ける必要はない。
→自分が何をもっとも大切にしたいかを考え、目標を見つけ、訓練を積み、必要なスキルを取得すれば、自分の理想の仕事を手に入れる機会に恵まれる。
・自分に合った仕事を考える。
→子どもの頃の夢を思い出すことで、手がかりを掴める場合もある。
→本気で目指そうと思うことはやってみる。具体的な行動に移す。
・重要なのは、自分がもっとも価値を生み出せる仕事を見つけることであり、それは必ずしも、いちばんやりやすい仕事とは限らない。
・内向型に向いている仕事というのはないが、自分に向いている仕事ならある。
・自分の強みを見出し、内向的な性格を受け入れれば、自分にぴったりの仕事を見つけることができる。
・自分にぴったりの仕事を見つけるか、仕事に合わせて自分を変えるしかない。
新しい環境での立ち回り
・内向型が新しい環境ならではの問題に直面したとき、それを乗り越えて環境になじむためには、必要なことが3つある。
- 仲間を見つけること
- 仕事の能力を示すこと
- 明確な成果を出すこと
・内向型の長所のひとつは、相手の話にしっかりと耳を傾けること。
・しっかりと準備する。
Ⅱ.静かな人の職場の「人間関係」の戦略書
・内向型は相手とじっくり付き合うため、こまかな人間関係によって思いがけず良いことが起こる場合もある。⇒信頼関係を築きやすい。
・信頼ほど価値のあるものはない。
・内向型だからと言って、私生活であれ職場であれ、いつも問題から逃げてばかりいると、自分自身でコントロールできることがだんだん減っていってしまう。
・異文化を受け入れる必要がある。⇒内向性を言い訳にして、自分の可能性を狭めたりしない。
「もめごと」をさばく4つの方法
- ひと息ついて、戻ってくる。
- 思いやりをもって相手の話を聴く。
- コミュニケーションのチャンスにする。
- 引きずらない。
他人の感情にいちいち振り回されない
・相手が一方的に怒鳴り続けていても、無理して反論したり、あわてて話をしたりする必要はない。
→相手がついに黙るまで怒鳴らせておけば、こちらは考える時間を稼げる。
・相手を責めたりせずに、互いの強みを活かすことを考え、相手のことを冷静に分析する。
・感情的な相手に、こちらも感情的になってはならない。
→「感情的な人」というレッテルを貼られてしまっては、決してよい結果につながらない。
内向型の信頼関係構築の大きな武器
・傾聴力。
・深い関係を築ける。
・分析能力が高い。
職場で正反対の人とうまくやっていくためのコツ
・遂行能力を発揮する。
・敬意を払う。
・ユーモアを挟む。
・苦戦する仲間に手を差し伸べる。
☆個性が大きく異なる両者が上手く連携すれば、チームとしての力や効率は絶対的なものになる。
職場で活躍するための内向型ならではの利点
・深く考えることができる。
・話を聴くのが上手い。
・ひとつのことに集中できる。
・粘り強い。
Ⅲ.静かな人の「社交」の戦略
イベント参加の前に
・入念に「準備」する。
・「行かない」という選択肢も検討する。
→モチベーションがこれっぽっちもないとわかったら行くのはやめる。
・無理のない目標を設定する→できるだけ具体的に設定する。
イベント参加の心構え
・人を知るには「己」を知る。
・たくさんの人と話さなくて良い。
会場に入る直前に意識すべき戦略
・「ゆっくり」となじんでいく。
・雑談のネタを用意しておく。
・主催者側の手伝いをする。
・少人数の輪の中に入る。
会場を出たあとの戦略
・イベントは、終わってからが重要。
・名刺を分類する。
・人を紹介する。
人前で話す極意:緊張との向き合い方
・「緊張は自然な反応」と割り切る。
→緊張するかどうかは、内向型でも外向型でも関係ない。
→新しい脳が古い脳をなだめるプロセス。
・会場に早めに入る。
・ひとりになる時間を確保する。
人前で話す極意:人前で話すコツ
・しっかりと準備して練習を積んでおく。
・出だしはあせらず、間を取ってから話し始める。
・「ポジティブな反応」を意識する。
・別人になろとしない。
Ⅳ.静かな人の「潜在能力」
謙虚さ
・謙虚さこそが成功をもたらす。
・貢献は数字に表れるとは限らない。
チームビルディング戦略
・謙虚な人がいいチームを生む。
・脚光を浴びている者が、真の影響力をもたらすとは限らない。
・謙虚な人の特徴
- 自分の弱点や自分に欠けているものを知っている。
- 個人の利益よりもチームの利益を優先する。
- 常に勉強と練習を怠らない。
・静かな人も、自分の強みを見つけ、得意分野や特徴を活かし、自分の長所を前面に出して貢献すれば、チームにとって不可欠な存在になり、道を切り拓くことができる。
・内向型と外向型の両方で構成されたチームが非常に効果的。
・みんなが自分自身のことを率直に伝え、偏見をもたずに話し合う。
・内向型には発言を、外向型には傾聴を促す。
・内向型と外向型、それぞれの特性を知る。
マネージングアップ戦略
・より良いリーダーになりたければ、いちばん重要なことは、部下たちにしっかりと注目すること、その次に重要なのは、上司を管理すること。
・マネージングアップ(上司を管理する)の目的は、利益や特典を手に入れることではなく、仕事の効果や効率を上昇させること。
・上司のタイプを知る。⇒4つに分類できる。
- 主導型-状況をコントロールしたい
- 感化型-新しいことが大好き
- 安定型-伝統や輪を重視する
- 慎重型-正確なデータで判断する
→上司のタイプに合わせて準備する。
→上司の目標を理解する。
→自分のリソースや時間をどう配分すればよいか、おのずと理解できるようになる。
・小さな貢献も記録しておく。
リーダー戦略
・リーダーにカリスマはいらない。
・大切なのは、きわめて謙虚でありながらの徹底的なプロ意識。
→内向型はリーダーに向いている。
・内向型リーダーは、積極的に提案や提言を取り入れ、チーム全体にとっても有益な決定を下すことができる。
・内向型リーダーの強み
- 目標から目をそらさない
- チーム戦に長けている
- 目立たず、密かにチャンスを掴める
- 「傾聴」と「戦略的思考」を駆使できる
- 少人数の親密な関係を作れる
- 問題を冷静に整理できる
・リーダー、マネージャーとして、自分の内向性に引け目を感じたり、申し訳なく思ったりする必要はない。
Ⅴ.さいごに
☆あなたの個性は重要だが、適応能力はさらに重要。
☆あなたがどんな人になるかは、性格の特性ではなく、それをどう活かすかによって決まる。
以上、書籍『静かな人の戦略書』の要約でございました。
いかがだったでしょうか。
内向型の人でも、集団の中心になれるということがわかる一冊になるのではないでしょうか。
大切なのは、自分自身を受け入れ(無理して外向型にならなくても良い)、自分の強みを活かすこと。
「内向型だから…」といって自分の可能性を狭めないことも大切ですね。
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最後までお読み頂き、ありがとうございました。
では、次のブログでお会いしましょう♪
ではでは~。
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